
犬を飼いたいと思ったらどこから迎えいれるのがベスト?
どの方法にもメリット・デメリットがある
子犬との出会いはときに運命的です。素敵な縁を逃さないためにも、子犬の購入方法をチェックしておきましょう。どの方法もメリット・デメリットがあります。ご家庭に一番あった方法を選んでください。
ペットショップから迎える
犬を飼いたいと思ったとき、一番最初に思い浮かべるのがペットショップでしょう。ほとんどのショップでは子犬を抱っこさせてくれるので、それでメロメロになって連れて変える飼い主さんも少なくありません。
ペットショップのメリットは身近にあり、道具などがそろえやすいこと。店舗によってはいろいろな相談ができることです。その一方で、残念なことに、あまり質のよくないペットショップが存在することも事実です。店内の様子、店員の態度、アフターフォローがあるかなど見極めてから購入するといいでしょう。
ペットショップ選びのポイント
店内のにおいはしないか
ショップに入ったとたん、独特なにおいがこもっていたら掃除がいい加減なのかも。子犬や毛0時の衛生状態も心配です。排泄物などで汚れていないか、確認しましょう。
接客態度が悪くないか
質問に誠実に答えてもらえるか。店員が犬に対して知識を持っているか。店員の態度はショップオーナーの考え方そのものです。子犬の育て方について尋ねられたとき、納得のいく答えが返ってこなかったら要注意です。
アフターフォローがしっかりしているか
購入直後に子犬が病気になってしまった、死んでしまったときに、どのような対応をしてくれるのか。保障制度のようなものがあるかを確認しておくといいでしょう。獣医師と提携して健康チェックをしているショップはさらに信用がおけます。
ペットショップのメリット・デメリット
メリット
- 子犬を見られる
- すぐに購入できる
- 道具などがそろいやすい
デメリット
- 極端に怖がり、病気がちなど質のよくない子犬がいることも
- 店によって対応がまちまち
専門ブリーダーから迎える
一番オススメしたいのがこの方法。専門的知識が豊富なブリーダーがしっかりした考えのもと、良質な子犬をブリーディングしているので、理想的な犬に出会える可能性が高くなります。
ブリーダー購入のメリットは親犬が見られること。子犬がどのように成長するのか予想がつきやすい点です。また親元から離さずに生育しているので、親犬やきょうだい犬との触れ合いを通して、大事な最初の社会化ができていることも大きなメリットです。
ブリーダー選びのポイント
犬舎が清潔か(犬舎を見せてもらえるか)
汚れていたり、独特のにおいがこもっている犬舎は衛生状況が不安です。見学したい旨を伝え、にべもなく断られる場合も避けたほうがいいでしょう。
子犬は母犬と一緒に暮らしているか
生まれてから生後2ヶ月頃までは母犬のそばにいて、きょうだい犬とともに犬社会のことを教わっています。もし一緒に暮らしていないなら、理由を聞いてみましょう。
犬種にたいしてどのような考えをもっているか
ブリーダーは犬種の専門家です。しかし、中には次から次に人気犬種に手を出したり、お金のために過度な繁殖をしてしまうブリーダーもいます。評判をチェックしましょう。
ブリーダーのメリット・デメリット
メリット
- 子犬を見られる
- すぐに購入できる
- 道具などがそろいやすい
デメリット
- 極端に怖がり、病気がちなど質のよくない子犬がいることも
- 店によって対応がまちまち
インターネットを活用する
最近ではインターネットを通じての子犬販売も増えてきました。すぐ探せる、気に入った子を探しやすいなどの利点もありますが、悪質な業者もいて希望した子犬と違う子犬が送られてくるなど、トラブルも聞きます。業者の評判は必ず確認してください。
また現在は法律で子犬は対面販売が義務付けられています。ネットでリサーチしてもよいですが、必ず子犬と実際に会って状態を確認しておきましょう。
ネットショップ選びのポイント
購入前に子犬や親犬に会わせてくれるか
ネットショップでも現在は動物愛護法で子犬の販売は対面販売が義務付けられています。事前に会って犬や飼育の様子を確認しましょう。
子犬の出自がしっかりしているか
ネットショップでは、複数のブリーダーから子犬を集めて販売していることも。どのようなブリーダーなのか確認しておくといいでしょう。
アフターフォローがあるか
ペットショップと同様、購入直後に子犬が病気になってしまった、死んでしまったときに、保障制度のようなものがあるが確認しておくといいでしょう。
ネットショップのメリット・デメリット
メリット
- 即時性がある
- たくさんの情報が収集できる
- 子犬の比較がしやすい
デメリット
- ブリーダーさんが遠方のこともある
- 悪質な業者がいないわけではない
その他の購入方法
里親募集サイト、保健所から犬を迎える方法もあります。ただし、迎えられる犬のほとんどが成犬です。初めて犬を飼う初心者には少しハードルが高くなります。また、知り合いの家で生まれた子犬を引き取る、という方法もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。子犬を迎え入れる方法は主に4パターンあります。それぞれデメリットとメリットがありますので、参考にしてみてください。
参考文献
『まるごとわかる犬種大図鑑』(出版社: Gokken)(監修:和歌山動物病院院長 若山正之)
『もっと楽しい柴犬ライフ』(出版社:誠文堂新光社 編:愛犬の友編集部)
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