子犬はどうやって選ぶ? 正しい選び方を知っておこう

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子犬はどうやって選ぶ? 正しい選び方を知っておこう

子犬の遊び方を見ればベースの性格がわかる

かわいらしさよりも性格で選ぼう

子犬を選ぶとき、ついかわいらしい見た目を優先しがち。しかし、何よりも大事なのは性格と、飼い主さんとの相性です。一頭だけでケージにいるときだけでなく、複数の犬と広い場所で遊んでいる姿を見てみるといいでしょう。飼い主さんの育て方で子犬の性格は変わってきますが、ベースになる性質を見て取ることが出来ます。

例えばきょうだい犬たちと激しくじゃれあったり、初めて会った人に対してすぐに近寄ってくるタイプ。陽気で元気、社交性のあるタイプですが、その分パワフルで相手に飛びかかったりという行動が出てくることも。

また、人の姿を見て犬舎に逃げ込むような子は、それだけ性格がシャイ。警戒心が強くて、社会化に時間がかかるタイプの可能性もあります。

飼い主さんのフィーリングも大事です。少しシャイだと感じても、この子犬だったら育てたいと思った感覚が大切です。

オス・メスよりも性格と相性を重視

オスとメス、どちらを飼うか。これは個人の好みの問題であり、どちらあいい、悪いといえません。オスの特徴にはヒート(シーズン)がない、去勢すると甘えん坊で子どもみたいな性格が残りやすい、などがあります。メスの特徴には、マーキングが少ない、情け深い性質が多い、などです。でもメスでもオスでもマーキングする子もいるので一概にはいい切れません。

体格はどの犬種においてもだいたいオスのほうががっちりめ。全体的に骨が太く大ぶりです。メスのほうが頭や全体的な骨格が小さくなります。

どうしてもオス、メスの希望がある場合は別ですが、さほどこだわりがないのだったら、性別よりも子犬の性格、飼い主さんとの相性を優先させ、選択の基準にしてもいいでしょう。

子犬選びのためのボディチェック

  • 目:  生き生きと輝き、澄んだ目をしている。目やにや涙で目の周りが汚れていないか確認しましょう。先天的な視覚障害がないか、ボールやペンライトの光を追わせて判断を
  • 耳: 左右のバランスがよく、内部はきれいなピンク色をしていること。いやなにおいがしたり、耳垢で黒く汚れていないか確認を。しきりにかいたり、床に押し付けているなら異常があるのかも。
  • 鼻: 適度な湿り気があり、つややかな色をしています。鼻水が出ている、カサカサしている、呼吸音が変などの状態は注意が必要です。
  • 口: 歯茎や舌がきれいなピンク色をしていること。さわれるようならば口を開けて歯の並びや歯茎の様子を見られるといいでしょう。口臭もチェック。
  • 足: 足の指の握りがしっかりしていて、ベタッと指が開いていないか。かかとがついていないか確認。
  • 行動: 活発に動いている、気持ちよさそうに寝ているのは健康な証拠。動きが鈍い、食欲がなさそうといった場合は、どこかに問題がある可能性が。
  • 肛門: 周囲に便がついていないか確認を。ベタベタしていたり汚れが残っていたら、内臓に何か疾患がある可能性があります。
  • 皮膚: ほどよく弾力があり、毛艶がよい。カサついていたり、フケや汚れがないか確認しましょう。べたついた可能性があるなら、皮膚疾患の可能性が。

子犬に見られる性格

子犬の性格は主に4つに別れます。

  • イケイケタイプ
    好奇心旺盛で何事にもまず我先に突進していくタイプ。全体的に怖いもの知らずで、パワフルでやんちゃ。
  • フレンドリータイプ
    好奇心旺盛で楽しそうだけど、イケイケほど勢いはないタイプ。ほどよくやんちゃで、ほどよく落ち着いています。
  • マイペースタイプ
    少し様子見をしてから近寄ってくるタイプ。慣れるのに時間が少しかかりますが、慣れるととってもフレンドリーです。
  • シャイタイプ
    初めての人には怖くて近寄れないタイプ。すべての物事に対して、慣れるのに時間がかかります。

※タイプによってトレーニングの方法も異なってきます。詳しくは下記の記事を参考にしてください。

参考文献
『まるごとわかる犬種大図鑑』(出版社: Gokken)(監修:和歌山動物病院院長 若山正之)
『もっと楽しい柴犬ライフ』(出版社:誠文堂新光社 編:愛犬の友編集部)

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