
犬のボディランゲージ
犬は表情以外にも。しぐさや態度で喜怒哀楽をたくさん表現してくれています。主なボディランゲージを学びましょう。
シッポをふる

犬がシッポを振っているときは、感情が高ぶっているとき。ニコニコした顔で近づいてくるなら、喜んでいると考えられます。しかし、立ち止まったままで顔がこわばっているなら、緊張や怖さから振っている場合も。このときに「喜んでいるんだー」と近づくと、余計に怖がらせてしまう可能性も。シチュエーションや表情をよく見てみましょう。
目をシパシパさせている

まず第一に考えられるのは、目にゴミが入ってしまった場合。または、太陽や電気の光をまぶしく感じているのかもしれません。
でも例えば、散歩中に犬に出会ったときにシパシパさせるなら「私は敵意をもっていません」というなだめの合図。有効的な気持ちを持っているというサインです。反対に、自分の緊張を緩和サせている場合もあります。他の犬からじっと見られている、知らない人に囲まれているときなどに見られます。
体をかく

「あくびをする」と同様、ストレスサインの可能性もあります。初めての場所や人に会った時に頻繁にかくなら、緊張を落ち着かせようとしているのかも。トレーニング中にかくしぐさが見られるようになったら、犬がもうイヤになっている可能性があります。
そのほか、四六時中かいているなら、皮膚などに異常がある場合も。こちらも要注意です。
あくびをする

人間は眠たいときや気が抜けたときにあくびが出ます。しかし、犬のあくびには別の意味がふくまれていることも。例えば、動物病院の待合室であくびを頻発する。これは苦手なことを我慢するための転位行動であり、ストレスを感じているサインです。
また飼い主さんに叱られている時にあくびをする犬もいます。これは「あなたに敵意はないです。だから怒らないでください」というなだめのサインであることも。
もちろん寝起きで、ただ単に頭をすっきりさせたいだけのあくびもあります。前後の状況をよく見て判断したほうがいいでしょう。
耳を後ろに倒している

友人の家に遊びに行ったら、犬が耳をぺたんと後ろに倒している…。そんなときは耳以外のしぐさを見てみましょう。口角があがってニコニコしている、リラックスして弾むように近づいてくるなら友好の証です。「敵意がないですよ」と示しているのです。
一方、口をむっと閉じて、体が固まっているようならストレスのサイン。ドキドキしたりちょっと怖さを感じています。
犬は気配や物事に敏感な子が多く、耳がとてもよく動きます。耳と体、表情を全部合わせて判断してあげるといいでしょう。

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