
「まて」や「おいで」は愛犬の動きを制御し、興奮した状態をクールダウンさせたり。危険から回避するために必要になってきあす。必ず教えておきましょう。
犬に「まて」と「おいで」を教える方法
クールダウンや危険の回避に有効
「まて」とは指示をかけたその場で、犬にじっとしておいてもらうこと。興奮をしずめるクールダウンとしても効果があります。テンションの上がりやすい犬種は覚えておくと安心です。
「おすわり」や「ふせ」をさせたほうが犬が待ちやすいことが多いので、指示をするといいでしょう。トレーニングも「おすわり」→「まて」、「ふせ」→「まて」のように一緒に行うと効果的です。
また犬と暮らすうえで、長時間の「まて」はあまり必要ありません。とくに食事前の長い「まて」はトレーニングにも犬との信頼関係作りにも意味がなく、それよりも日常の中でごぼうびを与えながら、ゲーム感覚で練習したほうが犬も楽しんで覚えられるはずです。
「おいで」は離れた場所にいる愛犬を飼い主さんの元へ呼び寄せる指示です。ドッグランでいやがる他の犬を追いかけてしまったときや、反対に追いかけられて困っている時など、避けたい場面に役立ちます。
愛犬が暇そうにしているときに「おいで」と声をかけてそばに来てもらい、楽しい遊びをしてあげる。ゲームのように家族で呼び合って練習する、などがトレーニングにいいでしょう。
「まて」の教え方
「まて」と声をかけて、犬をじっとさせます。おすわりをさせるとやりやすいです。

犬がじっとしているうちに「よしよし」と声をかけてごほうびをあげます。

「まて」と声をかけてから「よし」と声をかけるまでの時間を、少しずつ長くしていきます。

「おいで」の教え方

「おいで」と声をかけながら、ご褒美を握った手を愛犬が届くところにおろします


家族同士で犬を呼び合ってみましょう。ゲーム感覚で「おいで」の練習ができます。

参考文献
『まるごとわかる犬種大図鑑』(出版社: Gokken)(監修:和歌山動物病院院長 若山正之)
『もっと楽しい柴犬ライフ』(出版社:誠文堂新光社 編:愛犬の友編集部)
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