
おすわり、ふせ姿勢での「待て」は、愛犬にじっとしていてもらいたいときに役立つ指示です。まずはおすわり、ふせの教え方をレクチャーします。
「おすわり」「ふせ」の教え方・トレーニング方法
落ち着いた性格の犬でも「おすわり」「ふせ」は覚えよう
どんな犬種でも「おすわり」「ふせ」を教えておくと心地よく一緒に暮らすことが出来ます。例えば、散歩中に他の人や犬に飛びかかろうとしたときや、通り過ぎる自転車を追いかけようとしたとき、おすわりの指示でじっとすることを覚えていれば、愛犬の行動にストップをかけることができます。
おすわりはお尻を地面につける動作なので、動きが制限されます。「ふせ」も同様です。ふせはお腹をつける動作なので、おすわりよりもクールダウンがしやすい体勢といえます。
ただし、愛犬にじっとしてもらうためには「おすわり」「ふせ」と同時に「待て」も教えておきましょう。「まて」の教え方はこちらの記事を参考にしてください。
愛犬が落ち着いた性格なら、「おすわり」「ふせ」を教えなくてもいいのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。普段落ち着いている犬でも、飼い主さんの指示で「おすわり」や「ふせ」をしてもらう場面はたくさんあります。愛犬が経験していないことで興奮することがあるかもしれません。
愛犬を危険から守るためにも、「おすわり」「ふせ」の姿勢での待てを教えておきましょう。
おすわりの教え方

ごほうびを顔の前から上に向かって動かします。頭が上がると、自然にお尻が下がって座ります。

愛犬のお尻が床についたら「おすわり」と声をかけて、ご褒美をあたえます。

「ふせ」の教え方

愛犬の足元にごほうびを下げて、お腹が床についてら「ふせ」と声をかけます。前足の間くらいにごほうびを置くといいでしょう。


参考文献
『まるごとわかる犬種大図鑑』(出版社: Gokken)(監修:和歌山動物病院院長 若山正之)
『もっと楽しい柴犬ライフ』(出版社:誠文堂新光社 編:愛犬の友編集部)
コメント